| 乳がんの薬物療法(2) |
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ホルモン療法 |
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■ホルモン療法の効果がある人
ホルモン療法は、乳がんの薬物療法で非常に重要かつ効果的な治療法ですが、すべての乳がんに効果があるわけではありません。
乳がんには、女性ホルモン(エストロゲン)のために増えるものと、エストロゲンとは無関係に増えるものがあります。ホルモン治療は、エストロゲンのために増えるタイプの乳がんに対して、エストロゲンの作用をブロックすることで、効果を発揮します。
ある乳がんが女性ホルモン(エストロゲン)と関係があるか関係がないかは、乳がんの組織を調べれば、見分けることができます。免疫染色という特殊な方法を使って、ER(エストロゲン受容体)とPR(プロゲステロン受容体)が乳がん組織にあるかどうかを調べます。この検査でどちらか一方でも認める場合には、エストロゲンに対する感受性のある乳がんとしてあつかいます。
数年前までは、閉経後の方にはホルモン感受性のあるなしにかかわらず、ホルモン剤を服用してもらうこともありました。しかし、現在はホルモン感受性検査の進歩もあって、検査でがんにホルモン感受性のないことがわかった場合には、ホルモン治療をおすすめすることはありません。ホルモン感受性のない乳がんにつかえる再発予防のお薬は、抗がん剤ということになります。
■ホルモン療法に使うお薬
ホルモン療法に使うお薬の説明に入ります。お薬は、「月経があるかないか」で使えるものが変わります。(閉経する年齢は、平均でだいたい50才です。)その理由は、卵巣機能があるかないかを月経の状況で判断するためです。
月経がある、すなわち卵巣機能がある人は、卵巣がエストロゲンの最大の供給元になっています。
子宮筋腫などのために子宮を摘出した場合には、月経はなくなりますが、卵巣が働いているかどうかはわかりません。卵巣が働いているという人は、女性ホルモンの状態としては「閉経前」に相当します。
反対に、卵巣が働いていなければ、「閉経後」に相当します。卵巣が働いているかどうかは、血液中のホルモン値を調べることでわかります。
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